反省のしすぎに注意!過剰な反省は逆効果!

反省するという姿勢は仕事においては大事なものですが、ほどほどにしておかないとネガティブな感情を次々と呼びこむ原因になることがあります。

サッカーや野球をやっていた人ならわかるとおもいますが、試合の後は必ずといっていいほど反省会をやっていたのではないでしょうか?勝っても負けても反省会をするチームも多いようです。

もっと向上できるところはないか、改善できることはないかと探すのは悪いことではありません。ただ、反省にはひとつ落とし穴があるので注意が必要です。反省はネガティブな感情を増幅することがわかっています。

反省は失敗をしたシチュエーションを繰り返し思い出すことになります。『あそこはああすればよかった、ここはこうすればよかった』と何度も思い出しているうちに、そこで思考がとまってしまうことがあります。

失敗したあとに大事なのは、『次はどうすればいいか』という、今後の行動にいかに役立てるかを検証することですが、失敗したことそのものにいつまでもこだわっていたら、クヨクヨ悩んでいるのとかわりません。

少し昔のマンガには、小学生の児童に自分のやったことを反省させるために廊下に立たせる場面がでてきます。しかしこういった罰には、『次はどうするか』といった、失敗を今後に活かすという視点がありませんし、屈辱や苦痛が伴います。建設的なことではありません。建設的な反省とは、どういったものでしょうか?

心理学を研究するある大学の教授は、学生が何か失敗をしたときに、反省ではなく、『振り返り』という言葉をつかうのだそうです。反省はどうしてもネガティブなイメージがつきまとうからということのようです。

学生が実習や課題をこなすうえで、うまくいかないことや失敗することは多々あります。そのときは、まず、どこが良かったかを思い出させます。その上で、もう一度やるとしたら、今度はどこに気をつけたらいいかを考えるよう、うながすのです。

これなら、改善の必要なところを見つけ出し、次につながる対策を自然に考えることができます。結局はこれも『どこが悪かったのか?』と聞くのと同じではあるのですが、落ち込まずにもっとポジティブに考えることができるわけです。

日本の企業には営業成績が悪い社員を大勢の社員の目の前でつるし上げにするような会社がまだあるようです。しかし、今月の営業成績が悪かったとしても、その原因が何であるかを考えずに本人ばかりを攻めたてても改善は難しいように思えます。

上司や同僚の適切なサポートがあれば、成績が向上する糸口くらいはつかめるのではないでしょうか?反省で大事なのは、反省そのものよりは『次はどうするか?』『ここから学べることは難だろう?』と失敗を教訓として前向きに捕らえることです。

レジリエンスを鍛えれば失敗からくるネガティブな感情を早めに止めて、次の行動への教訓として生かすというポジティブな考え方ができるようになります。レジレエンスを学ぶのであれば、一人で学ぶよりも職場の全員が学ぶほうが効果が高くなりそうですね。