子どもの言動にイライラしない方法とは

発達障害の子は対人関係が苦手です。ですから、親はどうしてもそこを改善することを優先しようとするのですが、基礎的な生活習慣が身につかないと、対人関係もうまくいきません。発達障害を抱えた人は、大人になっても遅刻を繰り返してしまったりします。そういった困難を少しでも減らすために、まずは生活習慣をじっくり身に着けることに重点をおきましょう。

発達障害の子の親に必要なのは『あせらない』ことです。発達障害の子が生活習慣を身につけるのは、どうしても時間がかかります。生活習慣が整ってくれば、自己肯定感が生まれ、自律性が身についてきます。それまではとにかくあせらずに生活習慣を身に付けさせることに集中しましょう。

自律性が出てきたら、少しずつ新しい経験をさせて成功体験を積み重ねていきましょう。新しい経験をすることは、失敗の数が増えることでもあります。ここでも親はあせらずに子どもをサポートする必要があります。

発達障害の子は一般の子どもより失敗することが多く、目だってしまいます。最初は保護者が手を貸し、なるべく多くの成功体験ができるようにしてあげましょう。成功体験が増えていけば、自信がつき、多少の失敗をしても立ち直ることが出来るようになります。

成功体験を多くするたまには、まず経験の種類を細かく分類してみましょう。

・未体験のもの
・実行するのがまだ難しいこと
・言われたらできること
・もう少しでできること
・ほとんどできること
・できること

この中で成功体験になりやすいのは、ほとんどできることになります。発達障害の子には、そうでない子には何でもないことも意外とハードルが高いことも多く、失敗して落ち込むことになりかねません。ゆっくり、確実に成功したという経験を積み上げていくようにしましょう。

苦手なことに直面したら、人を頼っていいということもはっきり伝えておく必要があります。苦手な分野で何度やっても失敗していたら、それを避けるようになり、孤立を招くこともあります。孤立してしまったら、周囲のサポートを受けられなくなって、悪循環になってしまいます。失敗したら、遠慮なく相談すればいいと伝えておきましょう。

失敗しても、頼っていいと学習すれば、失敗を怖がらなくなり自己肯定感もつよくなっていきます。発達障害がなくても人間には苦手なことが必ずあります。まだ社会経験の少ない子どもが不安になるのは当たり前です。助けを求められたら、気持ちよく応じてあげましょう。

また、その子の得意なことや趣味を尊重してあげるのも大事です。発達障害の子は生活習慣や学習面で他の子より習得が遅かったり、まとはずれなことをやって誤解を受けることもおおいので、劣等感をもちやすくなります。その子の得意なことや趣味をサポートしてあげれば自信につながる、人間関係の幅をひろげるチャンスができ、社会との距離を縮めることができます。

今は発達障害の子どものためのNPOやサークルもたくさんあります。子どもに合いそうなところを探して、人間関係や行動範囲を広げていきましょう。