苦手な仕事が回ってきたらどうすればいい?

会社勤めをしていると、苦手でもやらなくてはいけない仕事はかならずでてきます。しかし、苦手なものは努力してもなかなか上手くできるようになるものではありません。こんなときは、どのように対処したらいいのでしょうか?

実は仕事ができる人というのは、人に頼みごとをするのが上手な人でもあるのです。意外ですよね?人に助けを求めることの出来る能力を心理学では『援助希求能力』といいます。この能力、一見するとレジリエンスには何の関連もないように思えますが、実はレジリエンスと深く関わっている能力なのです。

とはいえ、助けるを求める相手だって自分の仕事があるのですから、やみくもに助けを求めるのはNGです。まずは、自分でできる限りのことはやってみましょう。その上で、ココから先はどうしても出来ない!というところで助けを請うのです。自分のできる限りのことをした上で助けを求められているとわかれば、相手もいやとは言わないはずです。

また、優れたリーダーという人は自身も人に頼るのが上手です。優れたリーダーというと、どんな重い責任も一人で引き受けて、ガンガン仕事をこなし、部下の相談にも乗る、という鋼のような精神を持った人を想像しがちですが、実はそうでもありません。

自分ではわからない、どうしようもないというところがあれば素直にそれを認め、積極的に第三者に助けを求めるのです。とある大学の研究では、独立独歩で仕事をこなす上司よりも、積極的に回りに助言を求める上司のほうが業績が高い傾向があると報告されています。

人はストレスを感じると、コルチゾールというストレスホルモンが分泌されます。しかし、周囲からサポートを受けられる環境にある人は、コルチゾールの分泌が少ないという研究結果もあります。

一般的に日本人は人に迷惑をかけてはいけないのが美徳と考える傾向があります。だからといって、問題をひとりで抱え込むのは健全なことではありません。日本は世界的に見ても、自殺率の高い国です。これは『援助希求能力』が低いことのあらわれでもあります。

レジリエンスの高い人は、自分で何でも解決するということに固執しません。いま自分が置かれている状況を踏まえて、合理的で現実的な判断をすることができるのです。

とはいえ、社員同士が信頼し合える恵まれた環境というのは運でもあります。もし、あなたの働いている会社が人に頼ることができない環境だったらどんな対処法をかんがえればいいのでしょうか?

2通りの方法があります。同じ部署の中でなくてかまわないので、サポートしてくれる人を一人でいいから見つけることです。その人が困っているときは、あなたがサポーターになってあげましょう。

それすら難しい環境であれば、移動届けを出すことも選択肢にいれたほうがいいかもしれません。助け合いのできない環境で仕事をし続けたら消耗する一方で、いいことは何もありません。いっそ転職することも考えたほうがいいケースもありえます。